高梁川沿いを車で走っていると、突然、垂直に切り立った灰色の断崖が現れます。その岩肌にぽっかりと開いた小さな穴が、井倉洞の入口です。案内板がなければ見過ごしてしまいそうな入口とは裏腹に、中に入ると全長1200mにおよぶ本格的な鍾乳洞が続いています。
洞内には落差の大きい地底の滝や、幾重にも連なる鍾乳石、深い縦穴など、変化に富んだ地形が次々に現れます。整備された通路とはしごを使いながら進む道のりは、ちょっとした探検気分。夏でも洞内は一定のひんやりとした気温が保たれていて、外の暑さを忘れて楽しめます。
わが家の子どもにとって、井倉洞は“地底探検”そのもの。ライトに照らされた鍾乳石を見上げ、地底の滝の音にどきどきし、はしごや細い通路を進むたびに「次はどうなってるの?」と目をかがやかせていました。真夏でも中はひんやり。汗が引いていくのを感じながら、大自然が長い時間をかけてつくった造形に、家族で見入ってしまいました。
断崖に開いた洞口の写真岡山県内屈指の規模の鍾乳洞。高さ240mの石灰岩の絶壁に入り口があり、洞内の3つの滝をはじめ約30の奇石、怪石など自然の神秘を体感できます。鍾乳石や石筍(せきじゅん)などがユニークな造形美を生み出しており、見どころには「銀すだれ」「くらげ岩」などと名称が付けられています。井倉洞は全長1,200m、高低差は90mで西日本では秋芳洞に次ぐ大きさを誇ります。洞内の温度は常に15〜16度と一定で、夏は涼しく、冬は暖かく感じられます。
見どころ
地底の滝と縦穴
洞内には落差のある地底の滝や、見上げるような縦穴があり、鍾乳洞としてのスケール感を存分に味わえます。照明が岩肌の凹凸を浮かび上がらせ、写真映えするスポットも点在しています。
断崖絶壁の洞口
高梁川に面した垂直の岩壁に開いた入口は、それ自体が見応えのある景観。周辺の遊歩道からも、この特異な地形を眺めることができます。
夏でもひんやり、避暑にも
洞内は年間を通じて気温の変化が少なく、夏場の暑い時期でも快適に過ごせます。県北の観光と組み合わせた、夏休みの避暑スポットとしてもおすすめです。











家族で行くときのメモ
洞内は階段やはしご、急な上り下りが続くコース。通路は狭く、足元も濡れて滑りやすいので、歩きやすい靴で。ベビーカーは使えないため、小さな子どもは抱っこひもがあると安心です。所要はおおよそ40分ほど。年間を通じて15〜16度と、夏は涼しく感じる反面、薄着だと肌寒いことも。近くには満奇洞もあり、鍾乳洞めぐりとして新見エリアをまとめて楽しめます。
アクセス
所在地:〒719-2551 岡山県新見市井倉409(Tel. 0867-75-2224)
営業時間:8:30〜17:00(入場受付は16:30まで)/年末(〜12/31)は通常営業、年始(1/1〜1/4)は9:00〜16:00、1/5〜通常営業
入場料:大人1,000円/高校生1,000円/中学生800円/小人500円
車:中国道新見ICから20分・岡山道賀陽ICから40分
JR:JR伯備線井倉駅から徒歩15分
情報確認:2026年8月 ※料金・アクセス・営業時間などは変わることがあります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。
