津山城の東側、出雲街道沿いに続く城東町並み保存地区は、江戸時代から昭和初期にかけての商家がそのまま軒を連ねる、津山藩の城下町の面影を色濃く残すエリアです。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されていて、格子戸や白壁、うだつのある町家など、時代ごとに少しずつ異なる建築様式が一本の通りに混在しているのも見どころのひとつです。
通りには古い酒蔵や商家を活かした資料館、カフェなども点在し、歩きながら津山の商都としての歴史に触れられます。観光地として整備されすぎていない、暮らしの息づく通りだからこそ味わえる、しっとりとした町並みの魅力があります。
格子戸の商家が続く通りの写真訪れて感じたこと
通りを歩き始めると、隣り合う建物の建築様式が少しずつ違うことに気づきます。江戸期の重厚な商家、明治・大正期の洋風建築、昭和初期の看板建築が同じ通りに混在していて、津山という町が長い時間をかけて商都として発展してきた歴史の層を、歩きながら感じ取れるのが面白いところです。生活の匂いが残る通りだからこそ、観光地化された町並みとは違うリアルな空気を味わえました。
津山城やまなびの鉄道館とあわせて歩けば、津山という町の歴史を多角的に楽しめる、充実した1日になります。
見どころ
国選定「重要伝統的建造物群保存地区」
津山城の旧城下町・東部にあたる城東地区は、出雲街道(出雲往来)沿いに東西約1kmにわたって商家の町並みが続きます。江戸末期からの伝統的建造物が200件以上残り、切妻造・出格子・虫籠窓・なまこ壁といった意匠が見どころ。2013年(平成25年)には国の重要伝統的建造物群保存地区(種別「商家町」)に選定されました。
洋学者・箕作阮甫の生家
町並みの一角には、津山藩の蘭学者・箕作阮甫(1799〜1863)の生家「箕作阮甫旧宅」が国史跡として公開されています。江戸幕府の蕃書調所で主席教授を務め、日本の近代化に貢献した人物。旧梶村邸「城東むかし町家」など、商家を活かした見学施設も点在します。
資料館・カフェでひと休み
古い商家を活かした資料館やカフェも点在し、町並みを眺めながらゆっくり過ごせるスポットも見つけやすいエリアです。






訪れるときのメモ
実際に人が暮らす通りのため、住居部分の撮影や大きな声での会話には配慮を。津山城(鶴山公園)や津山まなびの鉄道館からも近く、あわせて歩けば津山の歴史散策として1日楽しめるコースになります。歩きやすい靴で、ゆっくり時間をかけて巡るのがおすすめです。
情報確認:2026年8月 ※資料館等の開館時間・休館日は変わることがあります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。
