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真鍋島 ― 石垣の路地が続く、映画のロケ地になった懐かしい島

笠岡諸島に浮かぶ真鍋島。石垣の路地と昔ながらの家並みが続く、映画のロケ地にもなった懐かしい漁師町をフェリーで訪れた記録です。

真鍋島 ― 石垣の路地が続く、映画のロケ地になった懐かしい島

笠岡港からフェリーで1時間ほど、瀬戸内海に浮かぶ笠岡諸島のひとつ・真鍋島は、昔ながらの漁師町の風景がそのまま残る、時間が止まったような島です。石を積んだ石垣の路地、瓦屋根の家々が肩を寄せ合うように並ぶ集落は、その独特の風情から複数の映画のロケ地にも選ばれてきました。車の入れない細い路地を歩きながら、島の暮らしのすぐそばを通り抜けていく感覚は、他の観光地では味わえないものです。

島には猫が多いことでも知られ、路地や港でのんびり過ごす猫たちの姿も、この島ならではの風景のひとつ。派手な観光施設があるわけではありませんが、だからこそ、島時間そのものを味わいに訪れる価値のある場所です。

石垣の路地の写真石垣の路地の写真
車の入れない、石垣に囲まれた狭い路地。

訪れて感じたこと

フェリーを降りて港から集落に足を踏み入れると、時間の流れがふっと緩やかになるような感覚がありました。細い路地を曲がるたびに、洗濯物がはためく生活の風景や、日向ぼっこをする猫の姿に出会い、観光地というより「誰かの暮らしのそばにお邪魔している」ような気持ちになります。坂道を上って見渡す瀬戸内海の景色も美しく、島全体がゆったりとした呼吸をしているように感じました。

大きな見どころが一つあるわけではなく、島全体を歩いて過ごす時間そのものが目的になる、そんな旅ができる場所だと思います。

石垣の路地を曲がるたびに、誰かの暮らしのすぐそばを通らせてもらっているような、静かな緊張と心地よさがありました。

見どころ

映画「瀬戸内少年野球団」のロケ地

1984年公開の映画「瀬戸内少年野球団」(作詞家・阿久悠の自伝小説が原作)は、物語の舞台こそ淡路島ですが、ロケはこの真鍋島を中心に行われました。舞台となった真鍋小・中学校は昭和24年(1949年)竣工の木造校舎で、今も昭和の空気が色濃く残ります。車の入れない細い路地と石垣が続く独特の景観も、懐かしい風情からたびたび映像作品に選ばれてきました。

木造校舎や古い町並みをめぐる島歩き

ロケ地の木造校舎のほか、円福寺や、明治初期に建てられた真鍋家住宅、なまこ壁の建物など、歩いて巡れる見どころが点在します。真鍋家住宅の軒先には、樹齢250年ともいわれるホルトノキの大木も。

島に暮らす猫たち

路地や港でのんびり過ごす猫の姿も、この島の風物詩。近年は「猫の島」としても知られ、猫好きにはたまらない出会いがあります。

坂道から望む瀬戸内の景色

集落の坂道を上ると、瀬戸内海に浮かぶ島々を見渡せる景色が広がります。島時間の中でゆっくり過ごすのにぴったりです。

訪れるときのメモ

笠岡港からフェリーでのアクセスとなるため、事前に時刻表を確認して計画的に訪れる必要があります。島内には飲食店や商店が多くないため、必要なものは事前に準備しておくと安心です。細い路地が多いため、歩きやすい靴で、地元の方の生活道であることに配慮しながら散策を楽しみましょう。

情報確認:2026年8月 ※フェリーの時刻表・便数は変わることがあります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。

読み終わったら、次は?

気になった場所から、岡山の旅をつなげてみてください。

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