久米南(くめなん)町にある誕生寺(たんじょうじ)は、浄土宗を開いた法然上人(ほうねんしょうにん)が生まれた地に建てられたと伝わるお寺です。弟子が師の生家跡に堂を建てたことが始まりとされ、長い歴史のなかで多くの人が参拝に訪れてきました。今も落ち着いた雰囲気の伽藍が並び、境内には静かな時間が流れています。
訪れる楽しみは季節ごとに変わります。春は参道や境内を彩る桜、そして秋には大きなイチョウが黄金色に染まり、境内一面に葉が敷きつめられます。観光地としてにぎわう場所ではないぶん、ゆっくりと歩きながら、静けさそのものを味わえるお寺です。
わが家が誕生寺を訪れたのは、静けさを求めてのこと。木立の続く参道を、落ち葉を踏みしめながら子どもとのんびり歩けます。「ここで法然さまが生まれたんだよ」と話すと、静かな境内がなんだか特別な場所に思えてきます。秋、大イチョウの黄色い葉が散り敷くころは、思わず走り出したくなる美しさです。
参道と桜の写真法然上人生誕の地に、開創したと伝えられる浄土宗寺院で、元禄8(1695)年に再建された御影堂は正面に唐破風造の向拝を持ち、浄土宗における仏堂型本堂の中でも本格的なものとして、建築史的にも貴重な建物です。浄土宗の開祖法然上人の生家跡に源氏の落武者・熊谷直実が草庵を建ててから約850余年の歴史を誇ります。
国道53号線の久米南町に位置しています。国道から車で5分くらいですぐ着きます(看板も多くあるので迷うことはないと思います)。
見どころ
本格的な御影堂
元禄8年(1695)に再建された御影堂は、唐破風の向拝を持つ堂々とした本堂。浄土宗の仏堂として建築史的にも貴重で、静かな境内にどっしりと構えています。
逆木の大イチョウと桜
法然上人お手植えと伝わる大イチョウ「逆木(さかき)の公孫樹(いちょう)」は、秋になると黄金色に染まり、境内一面を黄色いじゅうたんに変えます。春は参道の桜も見事で、季節ごとにまったく違う表情を見せてくれます。
年間行事
修正会:毎年1月2日 午前11時から
御忌大会:2月25日に最も近い日曜日 午後2時より
人形供養(兼修 御忌大会)
法然上人ご両親追恩供養・誕生寺お会式:4月第3日曜日
盂蘭盆大施餓鬼会:8月15日
地蔵盆:8月24日に近い土曜日の夕方から
十夜法要:10月〜11月 随月日
除夜の鐘:12月31日
御忌日別時念仏会:毎月25日 午後2時より






















アクセス
所在地:〒709-3602 岡山県久米郡久米南町里方808(Tel. 086-728-2102)
アクセス:JR誕生寺駅から徒歩で15分
車:中国自動車道 津山インターチェンジから約30分、院庄インターチェンジから約20分/山陽自動車道 岡山インターチェンジから約50分
駐車場:100台(第1〜3まであり)
情報確認:2026年8月 ※拝観時間・行事の日程・桜やイチョウの見頃などは変わることがあります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。

