備中国の小さな町、早島。江戸時代のこの地は、備中松山藩の家老をつとめた戸川家が旗本(交代寄合)として治めていました。以来、約200年にわたって早島の政治の中心であり続けたのが、この陣屋です。
現在も跡地の一部が残されており、日曜日・祝日に一般公開されています。静かな町並みの中に、藩政期の面影をとどめる貴重な史跡です。
戸川家は元々、備前児島の常山城を預かった宇喜多家の重臣でしたが、当主・戸川達安の代にお家騒動から徳川家康に預けられ、関ヶ原の戦いで東軍として戦功を挙げて29,000石を与えられました。早島は1631年(寛永8年)、達安の次男・安尤が3,400石で封じられて以来の陣屋町です。陣屋そのものは元禄年間に着工し、17年をかけて1709年(宝永6年)に完成。東西約65m・南北約120m、約7,800平方mの敷地が堀と塀で囲まれ、役所・白洲・道場・米蔵などが置かれていました。明治初めに取り壊されましたが、現在も堀の一部や石橋、井戸が残っています。町指定文化財として1965年(昭和40年)8月31日に指定されました。

見どころ
戸川家と早島の歴史
戸川家は備中松山藩の家老をつとめた家柄で、早島では旗本(交代寄合)として長く統治にあたりました。約200年という長い年月、この地の政治・行政の中心であり続けたことが、陣屋跡という形で今に伝えられています。
公開日にだけ出会える史跡
公開は日曜日・祝日の10時〜16時のみ。訪れるタイミングは限られますが、そのぶん静かにゆっくりと見学できるのも魅力です。早島の町並み散策とあわせて、公開日に訪ねてみたいスポットです。




アクセス
所在地:岡山県都窪郡早島町早島1292(Tel. 086-482-1511)
開館時間:10:00〜16:00
開館日:日曜日・祝日
※開館日・時間・料金などは変わることがあります。おでかけ前に公式情報でのご確認をおすすめします。
情報確認:2026年8月 ※上記は施設の基本情報です(変わることがあります)。体験の内容は訪問時点の記録です。最新は公式情報でご確認ください。

