鼻ぐり塚は、食肉となった牛の「鼻ぐり」(鼻輪)を集めて供養している塚です。岡山市北区吉備津にあり、福田海本部が管理しています。牛は農耕や運搬、そして食肉として人々の暮らしを支えてきた動物であり、その感謝と供養のために鼻ぐりを納めるという、全国的にも珍しい信仰の形を今に伝えています。
大正14年創設、約700万個の鼻ぐりが積まれる塚
福田海は、明治期に中山通幽によって興された信仰団体で、吉備中山の麓にあるこの地を聖地としました。鼻ぐり塚は大正14年(1925年)に創設され、以来、全国から送られてくる牛や豚の鼻輪・耳輪を受け入れ続けています。その数は累計で約700万個以上にのぼるとされ、人のために働き、犠牲になった家畜への感謝の想いが、山のように積まれた鼻ぐりの姿に表れています。

供養祭とお参りのしかた
毎月第三日曜日には供養祭が営まれ、護摩が焚かれます。拝観は護摩木料100円で、参拝時間は9:00〜17:00。JR吉備津駅から徒歩約15分、車の場合は山陽自動車道 岡山ICから約20分で、駐車場も用意されています。吉備津神社とあわせて訪ねると、古代から続くこの一帯の信仰の厚さをより感じられます。
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牛の鼻ぐりを集め、感謝を込めて供養する。動物とともに生きてきた暮らしの記憶を伝える塚です。



















情報確認:2026年8月 ※最新の情報は福田海本部へ直接お問い合わせください。


